6月キャロム・セッションのレポート
 この日の天気予報は夜に雨。しかし、大きく崩れることはないとのことだったので、多くの参加が期待できました。
今回からシングルスの練習も十分に出来るように、5台のうち3台をシングルス用にセットしました。そして、新しい試みとして「ラダー」を考えてみました。ラダーとは梯子を意味する言葉で、下位が上位に挑戦し上位を引きずり降ろしてランキングが入れ替わるというシステムです。全体のランキングではなく、セッションに限定したランキングです。


 シングルス戦をしている人に、ラダーのための仮ランキングを決めるため、スコアカードの記入をお願いしました。ところが、練習でも対戦となると、つい熱くなってしまうのでカードの記入を忘れてしまうグループが続出。ランキングが出るのは、しばらく先のことになりそうです。

 今回、会場には半年ぶりに参加した人が3人,1年ぶりの人が1人いました。1年ぶりに参加したのは、キャロムボードを作っている六角堂さんです。本業に専念していたため、1年間のブランクがありましたが、セッションがキャロム・ミーティングと呼ばれた記念すべき第1回からのメンバーです。六角堂さんは、卓越した木工技術で、日本式の「カラムボード」(注)を製作している、おそらく日本で唯一の人。ICF規格ボードの試作品も1年前に拝見しました。その後、本業のためにボード製作は休業しているようですが、完成はいつ・・・?

 日仏の女性チームでダブルスが始まりました。マーチンさんはフランスの大学で固体地球物理学教授の要職にあり、たまたま研究のために、1年間滞在している日本で、キャロムに出会いました。もう1人のマチルダさんは、パリの大学院で物理を専攻している大学院生。今回はマーチンさんに誘われての参加です。こんな2人なので幾何学はお手の物、キャロムの上達も驚くほどの早さです。しかしどうして、日本の男性は、せっかく若いパリジェンヌとお友達になれるというのに、積極的に行かないのですか?


(注)カラムボード
 カラムとはキャロムの発音が訛ったものと考えられます。上野のパブにキャロムボードを持ち込んだイギリス人の発音からカタカナ表記で「カラム」としたと六角堂さんは証言しています。東京に在住するインド人IT技術者の皆さんは、「キャロム」と発音されていますが、インド英語では「R」の発音が強いことから、carromもキャロムときれいに発音されないことが多いようです。あるいは、六角堂さんには「カラム」と聞こえたのかも知れません。
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