■第8回日韓キャロムトーナメント
 

  第8回日韓キャロムトーナメント(以下「日韓戦」が、2015年9月5日(土)、韓国・ソウル市の北西にあるグランドデパート一山店、8階文化センターで開催された。地下鉄3号線が乗り入れているJuyeop駅(注葉)に隣接するデパートである。周辺は新興住宅地で、近年、急激に人口が増加ているし活気ある街だ。

 日韓のプレーヤーとスタッフは朝9時前にグランドデパートに入った。開店前なので、売り場はまだ暗く警備員が巡回している。会場のある8階には家具売り場があり、韓国風の華やかな装飾が施されたベッドが展示されていた。

 開会式は、日本語の堪能なキムさんの司会で進められ、運営委員長のヨーさんからルール説明があった。続いて日本チームを代表して柴野会長の祝辞、主催者のペー会長の開催挨拶。続いて、日本チームのプレーヤー7人と韓国チームのプレーヤー16人が紹介された。今回は、韓国のトッププレーヤーのうち2人が仕事のため参加していない。実に残念である。


 開会式の後、午前はまずダブルスの試合。日韓で3組が3回戦を戦う変則リーグである。日本チームが7人で3組、それに対して韓国チームは16人いるので、試合ごとに組み合わせの異なるペアとなる。日本チームも1組は、3人のプレーヤーを試合ごとに入れ替えた。
 韓国チームには、ジュニア大会で好成績だった少年4人とシニア大会で優勝した高齢者1人が含まれている。少年の家族も応援に駆けつけ、音を出さないように配慮して手を叩いていたのが印象的だった。
ダブルスの全試合が終わった時点で食事のチケットが配られ、プレーヤーはデパート内のレストランで個々に好きなものを食べることになった。


 午後はシングルスの試合が行われた。日本チーム7人と韓国チーム16人の対戦。日本チームのプレーヤーは1人4試合、韓国チームはプレーヤーによって2試合から4試合に出場する。一昨年、日本で行われた日韓戦に出場した韓国の中学校の先生のうち2人が今回も参加。シングルスの試合途中で駆けつけた韓国のトッププレーヤーの1人、ジュンさんは2試合に出場した。


 今回の試合結果は、ダブルスとシングルスの勝ち数の合計とし、結果的に日韓両チームのポイントは互角であった。

 両国のキャロムの技術を磨くのがもちろん日韓戦の第一の目的だが、国際交流と親睦も大きな目的の一つだ。試合後、韓国キャロム連盟はグランドデパートの近くの焼き肉店に親睦会の場を用意してくれた。さすがに本場の焼き肉は格別だ。二次会は生ビールの美味しいバーへ、さらに三次会のカラオケで日韓両国の歌を熱唱した。

 今回の日韓戦を滞りなく運営し、トーナメント、親睦会ともにすばらしい場を用意してくださった韓国キャロム連盟の皆様に、心から御礼を申し上げる。



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