下北沢大学夏期講座のレポート

 毎年、恒例となった「下北沢大学 夏期講座」。今回も、日本キャロム連盟はワークショップを開いた。下北沢駅の北口を出ると、駅前ではライブが行われ、イベントムード全開!「がんばれ日本」や「がんばれ東北」ののぼりを立てて東北の物産のテントも並んでいる。
 16日(土)は、「しもきたサマーハロウィン2011」が、みずほ銀行の駐車場を拠点に行われた。ハロウィンの仮装やフェイスペインティングした子どもたちが、入れ替わり立ち替わりやって来る。今回、2011年の夏期講座のゲームには、キャロムのほかに「どうぶつしょうぎ」が出展していた。キャロムも将棋も同じ頭脳ゲーム、お互い空いた時間にはゲーム談義をするのも楽しい。
 キャロムは、時折、押し寄せてくるハロウィンのちびっ子たちに占領された。幼稚園児くらいだと、まだゲームをすることはできない。そこで、ストライカーを弾いてポケットにコインを落とす遊びをしてもらう。みずほ銀行の駐車場に集まった子どもたちのお目当ては「マル・マル・モリ・モリダンス」。3回踊って解散していった。
 夕方になって風が出てくると、屋外といえども意外に涼しくて快適。静かになった会場では、手が空いたスタッフの人たちがキャロムボードのまわりに集まりゲームを楽しんでいった。


 17日(日)は、当初の予定どおり路上でのデモンストレーション。下北沢大学の校章入りのデコレーションバルーンを飾ったので、昨日よりさらに目につきやすくなった。
 しかし、風がほとんどないため気温はどんどん上昇。さすがに体温と同じような温度だとゲームはきつい。道路のアスファルトからも熱気が上り、熱中症になりそうなのでビルの陰に太陽が隠れるまで待つことにする。
 日影になると、通りがかりの人が足を止めるようになった。そこからは夕方まで、ほぼ途切れることなく体験希望者が訪れ、スタッフの女性2人が加勢してくれたこともあって、2台のボードはフル回転。たくさんの人にキャロムを体験してもらうことができた。ビリヤードを遊んできた帰りだというニュージーランドの男性2人、飲み込みがとても早い。ネパールのカップルはネパール式のテクニックを披露。サポートに来てくれた現日本チャンピオンのウダラさんも加わり、思いがけず、ネパールカップル 対、日本・スリランカチームでのダブルス戦も実現した。
 陽も落ちて、もう片付けようかという頃、ストライカーを購入したいというリクエストが。この日、最初からキャロムに夢中になり、ほとんど一日中ボードから離れなかった小学生の男の子だ。ボールストライカーをお父さんに買ってもらった彼は、現チャンピオンと組んでダブルスをしたいと懇願。マイ・ストライカーの威力なのか、立て続けに3個もポケットに落とす快挙を成し遂げ、ダブルス戦に勝利して嬉しそうに帰宅した。



 
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